ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト [本は身近な友達]
本屋で売り切れだからってネットで注文したら、間違えて「ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス」注文しちゃったよ。
持ってるのに…
iPhoneの画面で表紙とうろ覚えのタイトルで注文したのがまずかった。
「ブギーポップ」シリーズはタイトルやサブタイトルに番号が付かないからわかりづらいんだよなぁ。
しかもそれも、在庫無し。
来ても読む事無いんだろうなぁ。
(そりゃそうだ、すでに持ってるんだから)
ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト (電撃文庫)
- 作者: 上遠野浩平
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/01/06
- メディア: 文庫
ロスト・メビウス―ブギーポップ・バウンディング (電撃文庫)
- 作者: 上遠野 浩平
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/04
- メディア: 文庫
後巷説百物語 [本は身近な友達]
今回は今までとは違い、
年老いた一白翁(山岡百介)が過去の事を現在おきている事件に
合わせて話すという形式を取っている。
前作の「続巷説百物語」の最後で又市たちとは分かれているので
それ以降の話はないようだ。
それ故にちょっと悲しい、寂しい感じがする。
結局、どっちの世界にも落ち着く事ができなかった百介が
なんだか、自分の事のように思える。
これで、全て終わりなのか、と思うとなんだか寂しい。
こんな気持ちになるのは、彼ら登場人物に魅力があるからなのだろう。
それが、「一緒に旅をしている。」と言う気持ちにさせるのだろう。
今回の話もそれはそれで面白かったが、
百介の昔話ではなく、前2作のように当時の話として書かれていれば、
もっと面白かった気がする。
これの文庫化と同時に、
百介と又市たちが知り合う前の話「前巷説百物語」が発売された。
数年後に文庫化されるのが楽しみではあるのだが、本屋で見たがこれまたぶ厚い。
絶対にあの厚さの本を電車では読む事はないので、文庫になるのを待つが、
やはり文庫もぶ厚いのだろう。
今回も文庫なのに5,6cmもあり、
電車の中で立って読むには辛い所。
もう少し何とかならないのかなぁ?
前編、後編に分けてくれるとかさぁ。
京極夏彦さんの本はみんなそうだからなぁ。
面白いんだけど、ちょっと読みづらいよなぁ。
講談社文庫は「分冊文庫版」として分けて出してくれてるんだけど。
角川文庫も同じようにしてくんないかな?
人に勧めても「厚くて持ち歩けない。」って言って、
読んでくれないんだよなぁ。
しゃばけシリーズ / 畠中恵 [本は身近な友達]
畠中恵の「しゃばけ」シリーズを文庫で一気に読んだ。
「しゃばけ」、「ぬしさまへ」、「ねこのばば」の3冊である。
本屋に行った時、タイトルと表紙の絵が気になっていたのだが、
読む機会がないままになっていた。
丁度、他に読む本も無かったので、
とりあえず「しゃばけ」を読んで、後続をどうするか決める事にした。
が、「しゃばけ」は2日で読んでしまった。
面白かった。
登場人物達(ほとんどが人間じゃないけど)が、みんな立っていた。
主人公の身体の弱さっぷりも良かった。
直ぐに「ぬしさまへ」を買った。
「ぬしさまへ」は前作とは違って短編集だったが、
そこでまた、登場人物達のエピソードが語られ、
登場人物達にどんどん愛着がわいた。
またまた、読み終わって直ぐに「ねこのばば」を買った。
このシリーズはほとんどが時系列に書いてあるので、
ずーっと読んでいるとその辺も楽しめる。
今回も最後まで面白かった。
推理物って言い切っちゃうと、本格推理物と比べるとちょっと物足りないかも。
でも「鬼平犯科帳」や「剣客商売」が好きな俺にとって、
江戸情緒溢れる作品はなぜか懐かしさ、人情の豊かさを感じる。
(実際には知らないけど)
作品(主人公?)自体はのほほーんとしてる癖に、
意外と殺人事件が救われない話だったりしてびっくりする事もあるけど、
ま、一応推理物もうたってるからしょうがないのかもね。
残念ながら文庫で発売している物は全部読んでしまった。
次が出るのは早くても半年後くらいだろうか?
出たら発売日に買って読みたいと思うよ。
2012 009 conclusion GOD'S WAR サイボーグ009 完結編 I first [本は身近な友達]
うぉー、びびった!
こんなのが発売されるとは全然知らんかった。
いつもは飛ばす「009-1」のCMを飛ばし洩れたら、
発売の情報をたまたま見る事が出来て鳥肌立ったぞ。
石ノ森先生が亡くなった時、サイボーグ009の完結編の構想ノートが残っていたとかで、
「それをそのままで良いから発売して欲しいなぁ。」なんて思っていたのだが、
こんな形で目にする事になるとは。
著者の小野寺丈って言うのは石ノ森章先生の長男さんで、
丈と言う名前は島村ジョー(009)から取ったのかな?
俳優さんという事だが、きっとお父さんの意思は伝わっていて、
書いてくれているのでしょう。
石ノ森章先生の漫画で目にする事はもう不可能だけど、
小説と言う形で彼らの最後の戦いを見る事が出来るのは幸せだと思う。
子供の頃からこの完結編をどれだけ待った事か。
しかも、漫画で見るのは不可能としても、アニメとしてなら可能性あり?
TVアニメ化とか、映画化とか。
子供の頃から「サイボーグ009」が大好きでファンクラブに入っていたりもした。
彼らの最後の戦い、見届けさせてもらいます!
今回のが「I first」と言う事で、どうやら3部作と言う事らしいけど、
今回も発売を全然知らなかったのだが、次巻の発売をどうやったら知る事ができるかな?
こりゃちょっと問題だぞ?
つうか、早く買いに行かなくっちゃ!
サイボーグ009完結編―2012 009 conclusion GOD’S WAR (1)
- 作者: 石ノ森 章太郎, 小野寺 丈
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
DEATH NOTE、読み終わったぞ! [本は身近な友達]
面白かったなぁ。
これが「少年ジャンプ」で連載してたとは、思えないなぁ。
全然「友情・努力・勝利」じゃ無くて「天才」同士の頭脳対決だったし。
ラストは「あー、やっぱりそうなっちゃうんだぁ。」と思ったりもしたが、
考えてみれば他に終わり方もなかったね。
少年マンガなんだし。
俺は夜神月の考え方好きだったなぁ。
まぁ、俺がDEATH NOTEを拾っても、あんな風には行動できなかったと思うけど。
夜神月の顔つきが段々と悪くなっていくのも良かったねぇ
ジェットコースタードラマのように、1話見逃すと話が分からなくなってきちゃうから、
週刊の連載時にリアルタイムで読んでる方は、はなかなか大変だったろうな。
コミックで呼んでた俺でさえ、前回から1週間くらい経って続きを読もうとしたら
話が分からなくなってる事が多かったんだから。
しかし、良くできてたなぁ。
DEATH NOTEのいろいろな制約が話を複雑に盛り上げていたんだと思う。
これ、「ヤンググジャンプ」あたりでの連載だったら、もっとえぐく描く事ができて
もっと面白かったんじゃないかなぁと思う。
最後ももっと違った終わり方にもできたかもしれない。
今度はぜひ、1巻から12巻まで一気に読んでみたい所。
そう言えば、かみさんが、「DEATH NOTE HOW TO READ 13 初回限定特装版」
って言うBOX仕様のやつ買ってたけど、あれって何なのだろう?
話自体は12巻で終わっているのだが…
DEATH NOTE HOW TO READ 13 初回限定特装版
- 作者: 大場 つぐみ, 小畑 健
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/10/13
- メディア: コミック
夢幻紳士 逢魔篇 / 高橋葉介 [本は身近な友達]
やっぱり、夢幻魔実也は格好良いなぁ。
今回はいつもに増して格好良い。
男にも女にも子供にも容赦が無い、だけどちらっと見せるやさしさにやられちゃうんだよなぁ。
高橋葉介さんの出版物はちゃんとチェックしてるつもりだったんだけど、
今年の4月に発売されていたのになぜかチェックもれしてしまっていて、
先週、通販で頼んだのが昨日やっと届きました。
高橋葉介さんの漫画は普通の本屋ではあまり置いて無くって、
あっちこっちの店を探すより通販の方が早く手に入るんだよねぇ。
で、届いた日の寝る前に「今日は1話だけね。」って読み始めて、
1話終わる毎に「あと、もう1話だけね。」って止められなくって、
気が付いたら結局12話中の6話まで読んじゃってる上に、寝る時間を大幅にオーバーしてた。
それでも本当は読み続けたいんだけど
「このまま読んだらせっかくの魔実也君の活躍が1日で終わってしまう。」と
後ろ髪引かれる思いで止めました。
で、今日読み終えたんだけど、おもしろかったぁ。
大人の漫画って感じだなぁ。
いやぁ、魔実也の一挙一動に惚れ惚れしちゃうよ。
あんな格好良い、人でなしになりたいなぁ。
今回の「夢幻紳士」のシリーズ(「夢幻紳士」シリーズは何種類もあるのです。)は
「幻想編」に続いて2作目となるのだが、「幻想編」が発売されたのがちょうど去年の4月なので、
今雑誌で連載している「迷宮篇」が発売されるのは来年の4月って事かぁ。
新作が読めるまでは長いなぁ。
暗いところで待ち合わせ / 乙一 [本は身近な友達]
かみさんに「何か読むもの無い?」って聞いたら貸してくれた物。
乙一は前に「GOTH」を読んだ事があって、
「なかなか面白い文を書く人だなぁ。」と思ってちょっと読み漁った事があった。
でも、この人の本って帯に「天才 乙一の…」って書いてる事が多くて、
それが嫌で段々と読まなくなってきた。
「天才」って人から言われる物で自分では言ったら恥ずかしいでしょ?
出版社が書いてるから、自分じゃないのかもしれんが、
もし俺が作家で「こう言う本になりました。」って見せられたら、
「この天才って言うの外してよ恥ずかしいから。」って言うだろうなぁ。
ま、作家の話はさておいて、「暗いところで待ち合わせ」の話だ。
ストーリーは『目の見えない少女の家(1人暮らし)に、殺人容疑者の青年が密かに住み込んで…』
と言う話。
ここだけ読むとサスペンス(おれもそう思ってた)って感じだが、
実際にはその要素はあるけど、ちょい違う。
あまり書くとネタばれになっちゃうので書けないんだけど、ラブストーリーの要素もある。
って、言うかそっちの要素の方が大きい?
ただ、この人の作品って、トリックが浅くて、推理小説好きの人には直ぐに結末がわかっちゃう。
そう言うのを求めてる人には勧めない。
軽い気持ちで読むなら面白いです。
5月19日に短編映画の原作になった「ZOO」と言う文庫本が出るので、そっちに期待してみよう。
かえっていく場所 / 椎名誠 [本は身近な友達]
椎名さん、お得意の私小説です。
でも、これは「岳物語」から続く家族の話。
今回の話はそれから25年後の話。
俺が「岳物語」を文庫で読んだのが1989年。
実時間でも17年経っている。
あの頃は、俺もまた入社数年目でまだ、何が幸せか分からず生きていた時代。
いまは、自分の生活を見つめながら、何でもない毎日が幸せと感じるようになった。
椎名さんも昔とは違い、無茶な事は出来なくなっているようだ。
(そりゃ、俺が歳取ってるんだから、椎名さんはそれ以上だよね。)
椎名さんが家族を守っていた時から、家族一人一人が自立して行く様子が、このシリーズでは分かる。
俺も家族から独立して、新しい家族を持ち生活をしている。
親の年齢などを考えると、俺の人生の中で今が一番幸せな時間だと感じる。
両親は未だ健在、陸もまだ一緒に暮らしている、海もまだ元気。
こんな幸せが続くのも、あと10年くらいだろうと言う事は十分認識しているつもりだ。
本の中で「家族が一緒に食事できる時間は意外と短い。」と椎名さんが言うのが身にしみる。
モヤシ / 椎名 誠 [本は身近な友達]
今回のは私小説とエッセイが合わさったようなものでした。
「一日一麺」と麺好きの椎名さんが検診で遂に尿酸値の高さを指摘された。
そりゃぁ、毎日のように飲んで、美味いもの食ってれば普通そうなるだろうね。
「このままだと、通風になる。」を恐れて、食生活を一身。
食事からプリン体系食品を排除。
そこで、麺類の代用として注目したのはモヤシ。
果たして、椎名さんの運命は…
なーんて感じですかね。
俺も、検診で唯一尿酸値だけが引っかかりそうなんだよね。
なかなか、身につまされる話でした。
で、不思議な事が一つ。
最初の項の「長いは えらい」なんだけど、読み始めたとたん、
「あ、俺、これ読んだ事あるわ。」って思ったの。
話しの展開知ってるんだよ。
でも、この文庫本、新刊なんだよねぇ。
俺、椎名さんの本は文庫になってからしか買わないし。
「あ、これ前に違う出版社から出てたのを、タイトル変えて出版したなぁ。」って思ったわけ。
でも、話は面白いからそのまま読み進んだわけよ。
そしたら、途中からはやっぱり読んでないの。
読んだの始めてなんだよ。
じゃぁ、最初の数項はなぜ知っていたのか?
家にあった椎名さんの本をパラパラと確認したけど、やっぱり無い。
こう言うデジャヴは初めてだよ。
絶対に読んだ事あるんだけどなぁ。
ブギーポップ イントレランス オルフェの方舟 / 上遠野 浩平 [本は身近な友達]
ブギーポップシリーズもこれで14作目かぁ。
困った事に、3巻辺りまでしか覚えてない。
半年とか1年おきにしか出ない上に、ストーリーの時系列が1巻→14巻の現在進行形じゃない。
1巻より過去の話だったり、急にもの凄い先の話をやって、また続きっぽい話やって、また過去の話。
こんな感じで進むもんだから、「あの時のあれはここで起こってる事が原因かぁ。」
なんて楽しみもあるんだけど、残念ながらほとんど忘れちゃってる。
登場人物さえも覚えずらい。
統和機構だとか、合成人間とか、出てくるんだけどみんな目的が今ひとつはっきりしない。
その上、合成人間なんて、人間としての名前もあるくせに仲間同士では「フォルテッシモ」とか、
「ランダバウト」なんてコードネームで呼び合っちゃうから余計訳わかんねぇ。
で、今回の話。
前回は前フリが多かったので続きと思いきや、全く違う話。
登場人物の前後関係でどの辺のストーリーか、ってのは分かる用になっているのだろうが、
忘れちゃってるから全然わかんねぇ。
タイトルの「イントレランス」とは「不寛容」と言う意味だそうです。
「寛容」ってのは「人を受け入れる」とか、「心が広い」とかの意味なので、
それの否定形だから、「人を受け入れない」とか、「心が狭い」って感じですか?
まぁ、話は確かにそんな話です。
なんか、全体のストーリーでみると、1つの町で事件起きまくりなんだけど、
どうしてそうなのかって説明が何巻かにあったかな?
なんか、妙に不自然に感じてしまう。
やはり、この手の話は続ければ続けるほどぐだぐだになってしまうなぁ。
(1番の例が「グインサーガ」ね。)